生活綴方運動の旗手であり、児童文学者、教育評論家、教育運動家でもあった国分一太郎。その国分一太郎の生涯を 長い、長い叙事詩のように映し出していくこと。それが、このホームページの大きな役割の一つである。

ようこそ! 国分一太郎生誕100年記念ホームページへ

ようこそ! 国分一太郎生誕100年記念ホームページへ

よくいらしゃいました。

 本年2011年(平成23年)は、山形県東根が生んだ教育者・児童文学者である国分一太郎
の生誕100年にあたります。
 国分一太郎が残した業績は、教育実践、児童文学、評論活動など多岐にわたり、その業
績は、『国分一太郎文集』(全10巻・新評論)ほか多数の出版物に収められています。
また、著書『いなかのうまいもの』や『ずうずうぺんぺん』等の著書では、生誕の地、東根
の魅力が全国に紹介されてきました。
 没後26年のこれまで、国分一太郎を偲び、業績に学び研究する催しが途絶えることなく
開催されてきました。今年、生誕100年にあたり、私どもは、下記のように、
国分一太郎生誕100年記念事業」を企画いたしました。

  • 記念碑の建立
  • 記念出版『国分一太郎読本』(仮題)
  • 国分一太郎生誕100年記念の集い

詳細につきましては、別ページにてご紹介いたします。
趣旨ご理解のうえ、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

2011年(平成23年)2月吉日

                国分一太郎生誕100年実行委員会
                実行委員長 大江 権八
                (国分一太郎・こぶしの会 会長)
             
                副実行委員長 田中 定幸
                (国分一太郎「教育」と「文学」研究会 会長)


◆2011年7月23日(土)~24日(日)、多くの方々の参加のもと、記念碑の除幕、生誕100年の集い、記念文集の発行、第7回 国分一太郎「教育」と「文学」研究会の実施等、無事終了することができました。詳細は、メニューの 「生誕100年記念事業」  にまとめてあります。
 
◆下記の「本ホームページの第一の役割」は、しっかりと貫徹することができました。

◆これからは、もう一つの目標、教育者 国分一太郎の生涯を 長い、長い叙事詩のように映し出していくこと、国分一太郎の思想を語り継いでいく仕事に 邁進してまいります。
( 2011年7月25日 管理人 )

         


国分一太郎

生活綴方の旗手であり、児童文学者、教育評論家、教育運動家でもあった
国分一太郎。

その国分一太郎の生誕100年を記念する三つの事業、生誕100年記念の
集い、記念出版記念碑の建立。この三つの事業の成功のために役立つ
「場」となること。

それが、本ホームページの第一の役割である。


と同時に、教育者国分一太郎の生涯を 長い、長い叙事詩のように映し
出していくこと。

それが、このホームページのもう一つの役割である。




 1930年(昭和5年)、山形師範を卒業した国分一太郎は、世界恐慌、
農業危機下の貧村の小学校、北村山郡長瀞村長瀞尋常小学校に
つとめることになった。

「 1930年、師範を卒業し、すぐ付属小学校訓導になれといわれたのを、家計のためにことわって、世界恐慌、農業危機下の貧村につとめるようになった。これは私の人生にとって、一番に意味あることであった。私は、そこで、子どもたちとその親たちの実際生活から教えられ、一生のあいだ農村教育に従事するものになろうとの覚悟を、一年間のうちに、決めてしまった。」

(『国分一太郎文集』9巻 「『昭和』と『農』と『私』と」)



 こうして、国分一太郎の「てまのかかる生活綴方のしごと」(同上)が
はじまっていく。





まがりくねりながら
行くところへ
行きつく道

あせらずに
行かねばならぬ
この道

まがりくねりながら


幼きものらの
いのちいとしく
けさも門立つ

こころ
おののき

幼きものらの


こらのかくふみのかずかずむねひびくきょう
もよみつぐ あすもよみつぐ

こらのかく


タナゴがとれたで
もっていこ
ピチピチいかして
もっていこ
おまえのゴムぐつ
もらないか
もらなきゃタナゴを
いれていこ
タナゴはよわいで
気をつけろ
田の畔すべるで
気をつけろ

タナゴがとれたで


うらのよしやぶよしきりの
こどもが かあさにきいていた
よしがこんなにのびるなら
おそらが とおくならないか

うらのよしやぶよしきりの
かあさがこどもにおしえてた
おまえのつばさがのびるなら
お空はだんだんちかくなる
まいにちまいにち ちかくなる

うらのよしやぶ


この道
まっすぐです
この道を
行きます
あらし
吹く日も

この道


こぶしの花
北へ北へと
むいて咲き
北になにかを
望むらし

こぶしの花


見かけが
くるみと
似ております。
ぶあいそうで
ございます。

どうか
からを
たたいてみてください。

見かけはくるみと


あれが
足あとで
あるのか
わたしのと
はるかな
雪野原を
ふりかえってみる

あれが足あとで



2014年7月19日(土)、20日(日)と、第10回 国分一太郎「教育」と「文学」研究会が、山形県東根市で開催されます。
 
 詳しくは、「こちら」をご覧ください。


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