『「私」の国分一太郎研究』は、国分一太郎の生きた時代とその思想の研究であると同時に、「私」自身の自己史でもある。

第539回 豊島作文の会10月例会のご案内

第539回 豊島作文の会10月例会のご案内

◆日 時   2019年10月13日(日)午後2時~5時

◆場 所   駒込地域文化創造館 第四会議室 03-3940-2400

《提 案》  『’19 児童文詩集 東京の子』(第45集)
~「散文」の部を読み合う (第2回目) ~
 提案者:工藤、榎本豊さん、鈴木さん、曽我さん、(神山さんは北海道での仕事がありお休み)、日色さん、片桐さん、桐山さん。(全員はムリかも知れません)

*『東京の子』をお忘れなく!

◎9月例会報告
《提 案》  『’19 児童文詩集 東京の子』(第45集)
~「散文」の部を読み合う (第1回目) ~

《 参加者 》
 日色 章、神山典士、工藤 哲(記録)、鈴木由紀(司会)、
 桐山久吉、榎本 豊、榎本典子、伊藤早苗、寺子紹子、片桐弘子 (敬称略)

『東京の子』~散文を読み合う~の第1回目。提案者5名を予定していたが、近況報告がたいへん盛り上がってしまったのと、その後の提案、話し合いが
議論百出になってしまうなどで、伊藤さん(用事があるので第一番に提案)、榎本典子さん、寺木紹子さんの三人の提案で時間切れとなってしまった。

★伊藤さん担当の箇所:①『スポーツデーの長なわ』(2年)と『アトムズが初めて秋の大会で優勝したこと』(4年)の2作品は、それなりに書けているという感想が出た。②『アトムズが初めて秋の大会で優勝したこと』の作品、大きく話題になった。あと一人で優勝が決まるという場面を短く切り取って書いてあるのはいいのだが、この作品をどう評価するか、この記述だけで終わらせてしまっていいのかといったあたりに関連して、かなり長く議論が続いた。③題のつけ方、中身に関連して、かなり厳しい評価の作品が多かった。伊藤さんも作品分析で苦労されたろうなと思う。

★典子さん担当の箇所:①1年生の作品、日記そのままなのか。一年生だから、しょうがないではなく、読み手に中身がきちんと伝わるように、膝下指導をしっかりやった方がいい。②「いっていました。~いっていました。」のような重複した書き方、これもきちんと指導をしてほしい。③題と中身がチグハグだったり、「これでいいのかな?」(何かへん!)という題名だったり、そういう作品がいくつも。④できごとの始まりから書く、という書き出しの指導をしてあげてほしい。⑤中身がきちんと書ききれたらそこで終わらせるようにさせる。書くと安心するからなのか、「○○ができるようになってうれしかったです。」みたいな感想を(?)を最後に書き入れる子が多いが、こういうのはいらないし、書かせない方がいい。

★寺木さん担当の箇所:①『東京の子』全体の中でも、良く書けている作品が多かったろうか。②その中でも、『ワクワクする料理』(3年)は、とても良く書けているという評価。書き出し部分の書き方は、神山さんの指導の賜物。書き手の生活のしぶりの良さ。ステキな家庭だ。保護者会などで読み合うなどするといいという意見。③『ぼく、はじめて わすれものをする』(2年)、『かみのけを切った』(3年)、『パン』(3年)など、書きぶりは悪くはないのだが、肝心のところで抜けがあり、書ききれていない。推考指導が入るともっと良くなったはず。④『弟に、はさみを教えてあげた』(2年)は、かぎかっこ(「 」)の指導につかうととても良い作品。

★全体で:①国立音大の作品には、文章表現指導の成果が出始めてきているように感じる。このままでは、私立の学校が席巻 ? 公立、ガンバレ ! ②先生たちが子どもの作品を見ていない、読んでいない?まさかと思う。しかし、そのように感じられる作品(指導の跡が見られないような作品)がいくつも出てくる。出版物に載せるということであれば、書きぶりその他もっと見てあげなければならないはずなのに。忙しいから「見ていない、読んでいない」ということ、だけなのか?③『東京の子』はもっと薄い冊子になっていい、中身のこい冊子になるといいのではという発言があった。              
                        (文責:工藤  哲)


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