『「私」の国分一太郎研究』は、国分一太郎の生きた時代とその思想の研究であると同時に、「私」自身の自己史でもある。

第535回 豊島作文の会4月例会のご案内

第535回 豊島作文の会4月例会のご案内

◆日 時 2019年4月28日(日) 午後2時~午後5時
◆場 所 豊島区立駒込地域文化創造館 第4会議室 03-3576-2637 

《提 案》
(1)18年度反省・まとめ(工藤 哲)
 (2)会計報告(榎本典子)
(3)名簿作成(鈴木由紀)       
(4)19年度方針と計画(榎本 豊)

 

◎3月例会報告
《 参加 》神山典士、工藤 哲(記録)、片桐弘子、日色 章、田中定幸、
榎本 豊、伊藤早苗、榎本典子(司会)  (敬称略)    
《話し合われたこと 》
◆前半、神山さん持参の作品に関して話し合いの時間を持った。
◇ 神山さん持参の作品について:世田谷の作文教室。2年生5名に2時間の指導を行う。参考作品として、枝豆の畑のことを取り上げている3人の子どもたちの文章=部分(新潟の作文教室での作品)を三つ掲載したものを提示。良く書けているところや抜けてしまっている点、一番書きたかったことは何か等々読み合った後、それぞれが見つけてきた題材をもとに記述。(1時間)。今回は、その時書きあがった三つの作品を持参。(A)『ぜったいゆうしょうするぞ』、(B)『オリジナルのはっぴょう会』、(C)『一人だけのリーダー』。
◇使用した参考作品について、いろいろ意見が出された。①三つの作品は、したこと、見たこと、聞いたこと、思ったことなどが時間の経過とともに書かれていないため、参考作品として分かりにくい。②参考作品は、こういうことを指導したいということがきちんと書かれている(できている)作品を使うのがいい。そういう作品を使ってよく書けているところを見つけさせた方がいい。③三つを比べるというのは2年生には高度な課題。少しでも順序よく書かれている作品(たとえば「うにくん」の作品)を使って、どういうところがいいのかなど、みんなで検討し合ったりした方が次につながっていくと思う。◇参考作品に関連して、田中さんが次のように二つの方法があるとまとめてくれた。(1)子どもたちを見て、子どもたちに合った課題を決める。たとえば《子どもたちに、心に残ったことを出来事の順にしたこと、見たことを入れて書かせたい》ということだったら、それにふさわしい作品をさがして、提示するやり方。『ツマグロヒョウモン』などは、そのいい参考作品になる。この作品で、何に心が動いたのか分からせることができる。その出来事は、どんなことから始まったのか。どこから書き出せばいいのか見つけさせることもできる。出来事の始まりから順に、見たこと、したこと、聞いたこと、話したこと、思ったことをよく思い出しながら書いていくといいんだねと確かめさせることができる。みんなもこんなふうに書いていくといいねと話してやるやり方。(2)もう一つは、参考作品など用意しないで、子どもたちに呼びかける、話題を出させるやり方。「最近、何か心に残ったことはなかったかい?そういう出来事を思い浮かべてごらん。」と言って話させ、聞いていく。何に心が動いたのかみんなで確かめ合いながら、その出来事はどこから始まったのかなと考えさせる。そして、「じゃあ、そのことから出来事の順に、見たことやしたこと、思ったことを書いていくといいね。」と話してやる。そんなやり方もある。◇(A)『ぜったいゆうしょうするぞ』、(B)『オリジナルのはっぴょう会』、(C)『一人だけのリーダー』の三つの作品について。(B)の作品は、「ある日、ある時のこと」を取り上げているのだが、(A)と(C)の作品が説明文になっていることが問題となった。説明文が悪いわけではない。しかし、「ある日、ある時のこと」をまずしっかり書けるようにしていかなければならない。そのあたりを考えると、 (A)、(C)の作品をどう受け止めたらいいのか。さまざまな意見が出されたが、これらの作品、今後どう指導をつなげていったらいいのかに関しては、決定打が出ないままに終わってしまった。
◆後半は、田中さんに模擬授業をやっていただいた。『作文名人への道』(小学校3・4年生)の中の“ 《4》「小さなこと」を「大きな出来事」にして書こう―「ある日型」の文章を書く ”(P42~56)の部分。◇生活の中で、強く心が動いた時に、何に心が動いたのかはっきりさせ、そのこと(=「小さなこと」)を詳しく書き綴ることで、「大きな出来事」にしていく。その書き方を子どもたちにマスターさせていくための授業である。参考作品として取り上げられている『ツマグロヒョウモン』がどのような書き方になっているのか丁寧に読み取っていく形で授業が進行。作者はどんなことに心が動いてこの作品を書いたのか。出来事の始まりはどんなことだったのか。したこと、見たこと、思ったことなどがどのように書かれているのか見つけていく。どんなふうに書いていけばいいのかが大変よく分かるいい授業だったが、きちんと話を聞いていなくてトンチンカンな返答をする「生徒」が出たり、逆に大変優秀な回答をする「生徒」もいたり。
◆“《6》あなたの「物語」を書こう(榎本豊さん)”、“《7》感動を短い言葉で表そう(片桐弘子さん)”に関しては、時間切れで、次年度回しとなってしまった。
◆念のため。5月例会(第536回)は、5月26日(日)の予定です。会場:駒込地域文化創造館(第4会議室)。         (文責:工藤) 



5月12日(日) 公開研究会 東京大会巡回講演

会場   童心社KAMISIBAlホール

交通  ・J R山の手線 巣鴨駅下車【徒歩10分】
    ・都営地下鉄三田線 千石駅下車【5分】     *地図参照。

受付 9:15~9:30 (常任委員会・大会実行委員会)

開会の挨拶 (司会: 日本作文の会・研究組織部)

挨拶 9:30~9:45  日本作文の会常任委員長、東京大会実行委員会委員長

(司会:東京大会実行委員会)
実践発表 9:45~10:45  浅香詠未さん(板橋区立紅梅小学校)
             「つながり合う学級をめざして」

休憩 

講演 11:00~12:30     武田美穂さん (絵本作家)
             「こどもたちにつたえたいこと」

閉会の挨拶 (司会: 日本作文の会・研究組織部)
日本作文の会常任副委員長・東京大会実行委員

★午後は東京大会実行委員会が予定されています。
主催: 日本作文の会 共催:東京大会実行委員会

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