第6回 国分一太郎「教育」と「文学」研究・学習会2012のご案内
第6回 国分一太郎「教育」と「文学」研究・学習会2012のご案内
主催・国分一太郎「教育」と「文学」研究会
共催・綴方理論研究会
待ち遠しかった「秋」を感じる日が多くなってきました。公私ともにお忙しい毎日を送られていることと存じます。また、日ごろから、本会にご支援、ご協力をいただきありがとうございます。
本年も7月には東根で研究会を開催し、国分一太郎の業績を検証し、さらに深め「生誕100年」後の第一歩をふみだしました。そのおりには、作曲された「君ひとの子の師であれば」が披露されたり、『はじける知恵』に『ずうずう ぺんぺん』から「まんじゅうの皮とあん」が掲載されたことなども紹介されました。また、10月には『君ひとの子の師であれば』(新評論)が復刻されます。
今回の池袋の学習会では、国分一太郎が若い頃に多くを学んだ野村芳兵衛にふれた報告、「作文の時間」が十分に確保されていないなかで、どうとりくんだかという貴重な実践。日々の指導と系統的な作文指導をどのように結びつけていくかという3つの報告がされます。
若い人が、職場に増えてきている今だからこそ、この研究会を充実させ、教育を考え、生活綴方を「伝え」「深め」あえる機会にしたいと思っております。どうぞ、知り合いの方をおさそいして、会にご参加くださいますようお願いいたします。
なお会場は、昨年の場所とは違っております。お確かめになっておいで下さい。
国分一太郎「教育」と「文学」研究会会長・田中 定幸
綴方理論研究会代表・乙部 武志
より大きな地図で 池袋第二小学校への行き方 を表示
1.日 時 2012年11月23日(金) 9時30分~4時30分(受付開始9時~)
2.場 所 豊島区立池袋第二小学校 豊島区池袋本町1-43-1(会場図参照)
JR池袋駅乗り換え、東武東上線「北池袋」駅下車 徒歩3分
3.内 容
午前<報告1>
❏ 池袋児童の村と野村芳兵衛 石塚 武志(関東学院小学校 教頭)
1、池袋児童の村と野村芳兵衛との出会い
2、野村芳兵衛から学ぶ「自由」と「訓練」
3、今の学校が学ぶべき野村芳兵衛の理想と現実
午後<報告2>
❏ 「書くことが好きな子どもたちに」
―学習支援指導員による3年生の実践―
左川 紀子(綴方理論研究会)
午後<報告3>
❏ 『日常指導と系統的指導を絡ませながら進める作文指導』
―書くことで事実を見つめ、読み合うことでつながりながら―
浜中 一祝(昭島市立武蔵野小学校・八南作文の会)
4.参加費 1000円(資料代として登録会員は無料)会員の年会費2000円
5.その他
・ 研究会終了後、北池袋駅近くで懇親会を予定しています。懇親会にご出席の方は、前に電話等で、連絡下さると、大変助かります。遠来の方で、宿泊される方は、各自でお取り下さい。
《当日、販売します。》
復刻版『君ひとの子の師であれば』
国分一太郎著・新評論・予価2,310円
国分一太郎「教育」と「文学」研究会・「紀要」第1号
定価1,000円(800円で頒布)
□研究論文
・東北自らが語るために(←クリック)―2011年3月11日以降の「国分一太郎」― 阿部 貴洋
・贈りものとしての東北(←クリック) 阿部 貴洋
・発達に遅れがある子どもの初期の文章表現指導 中谷 義人
・子どもたちをすぐれた日本語のにない手に
―言語学からみた国分一太郎のすばらしさ― 鈴木 康之
・年譜の森に分けて入る
―国分一太郎文集年譜と『国分一太郎』略歴年譜から― 那須 備述
□実践の記録
・私を支えた平和教育 榎本 豊
ヨワイトコロミセテ、ゴメンネ(←クリック) 乙部 武志
□史料紹介
・「生活綴方」と昭和国語教育史
―国分一太郎学芸大学特別講義より その2 田中 定幸
・ありがたいお言葉
―国分先生にいただいた推薦文― 安藤 操
国分一太郎「教育」と「文学」研究会事務局
〒332-0023 埼玉県川口市飯塚1-12-53 榎本 豊方 ℡(FAX)048-256-1559
事務局長 榎本 豊(携帯) 090-4920―7113
(注)『はじける知恵』―中学生までに読んでおきたい哲学書⑧―(松田 哲夫編・あすなろ書房・1,800円+税)
『ずうずう ぺんぺん』―東北のことばとこころ―(国分一太郎著・朝日新聞・1977)